田川 一希
Kazuki Tagawa
研究テーマ
食虫植物と昆虫の種間相互作用の解明・生物教育の新規教材開発
a. 食虫植物と昆虫の種間相互作用の解明
- フィールドでの観察・実験を手法として、多様な食虫植物と昆虫がどのような関わりを持って生きているかを明らかにしている [1,2] 今後はDNA解析も取り入れる予定
- 食虫植物のモウセンゴケが接触に応じて素早く花を閉じる現象を発見し、この現象が花を食べる昆虫から身を守る上で効果的であることを示した [2]
b. 中等理科教育「生物」の新規教材開発
- 生物学の基盤である「自然選択による進化」の概念に対する理解の獲得を促す教材を開発し、実践を通して教育効果を検証した [3]
幼虫に食べられると素早く閉鎖し身を守る花
食虫植物を食べてしまう幼虫
発表論文
- Tagawa et al. (2023) Rapid flower closure of Drosera tokaiensis deters caterpillar herbivory. Biology Letters 18(10) 20220373.
- Tagawa and Watanabe (2021) Can sticky plants reduce herbivory of neighboring plants? Ecology 102(2) e03240
- 田川 (2023) 進化のしくみの誤概念修正を目指したハンズ・オン教材の開発と評価 –植物の種子散布形質を題材として– 日本生物教育学会誌 64(2) 103-121
プロフィール
- 教育学部
-
田川 一希
Kazuki Tagawa
-
学位 分野・取得大学
博士(九州大学)
-
教授分野
保育内容指導法(環境)、環境と科学、学習の科学、忍ケ丘教養III、忍ケ丘教養IV、Natural Life Science、保育実践演習、保育実習指導