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キャラクター MIU(ミウ)
応用言語学・語用論・学術談話と評価
アン・ハワード Anne Howard
出身地 | アメリカ |
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担当教科 | 英語、言語学、 第二言語習得など |
ハワード先生の授業では言語の素晴らしさを
学ぶことができるんだ!


私が初めて海外で生活したのは、神奈川県でALTをした時でした。日本人の先生方と英語で会話をしていると、少し失礼な話し方をしているように見える時があることに気づきました。わざと失礼なことを言っているわけではないので、言葉の問題だろうと思い、何が悪いのか分析しようとしたのですが、わかりませんでした。言語学の大学院生としてアメリカに戻った時、これらが語用論的な問題であることを知りました。
語用論とは、さまざまな言語において、どのようにすれば礼儀正しくなれるかを研究する学問です。私の経験でもそうでしたが、多くの人は自分の母国語の語用論を意識的に理解しているわけではなく、失礼な言い方をされた時にだけ気づくのです。私はこのことがいかに重要かを知り、日本の英語学習者に語用論を教えたいと思うようになりました。


私たちが常に言語を使っているということは明らかです。しかし、それゆえに感情や物語、難しい考えをこんなに簡単に伝えることができているということが、どれほど素晴らしいことなのかを忘れてしまっています。ほとんどの人が、これほど複雑なシステムを使えるというのは信じられないほど素晴らしいことなのです。


研究面では、語用論の研究者が “評価”と呼ぶものに最も興味があります。これは、教師が生徒に与える評価とは異なります。評価とは、何かについて自分の個人的な感情を表現することです。これは、何かが好きか嫌いかといった非常に単純な場合もありますが、非常に微妙な場合もあり、学習者が理解するのが難しい場合もあります。
私の目標の1つは、学生がコミュニケーションをとる時に、どのように理解し、評価を行うのかを理解できるようにすることです。


私たちは小さな教育機関なので、教授と学生が多くのコミュニケーションをとることができます。そのため、自分が情熱を傾けられる分野やテーマを見つけ、自分の長所や短所を探ることができます。また、講師や仲間たちと話すことで、多くの新しいアイデアに触れることができます。
ハワード先生から
Anne Howard Profile
- インディアナ大学で日本語の学士号を取得後、ALTとして神奈川県に滞在。
その後、カリフォルニア州モントレーにあるミドルベリー国際問題研究所で修士号を取得。
再び日本に戻り、帯広畜産大学で8年間教鞭をとった後、宮崎国際大学に移籍。
生け花は25年ほど続けていて、週末に楽しんでいます。また、定期的にバングラデシュに行くので、バングラデシュで人気のあるインド映画に興味を持つようになりました。オンライングループに所属しており、映画について意見を交換することもあります。時々、メンバーと一緒に映画を見ますが、彼らの多くはアメリカにいるので、(時差の関係で)私は遅い時間まで起きています。
言語を学ぶのも好きで、この5年間はベンガル語を勉強しています。ベンガル語は、簡単な文章なら読めるようになりました。
あとは料理や新しいことに挑戦するのも大好きです。最近、近くのスーパーでヤギの肉を見つけたので、それを使っていろいろなレシピに挑戦しています。
私は日本の歴史が好きなので、歴史的に重要な場所に行くのが好きです。日本に来た当初は、すべての城を訪れるという目標がありましたが、正直なところ、城の中はどれも同じように見えるので、あきらめました。(島根城は例外で、非常に興味深く、江戸時代にいるような気分になりますよ!)。
また、私は日本の景観美が好きで、さまざまな庭園や自然美のスポットに行くようにしています。宮崎にはそのような場所もたくさんあります。
“もし彼らがあなたの呼びかけに応じないなら、一人で歩きなさい”
私のモットーで、ベンガルの詩人ラビンドラナート・タゴールの言葉からきています。たとえ困難であっても、孤独であっても、正しいことをしようという、心に響く名言です。