長年、子どもの運動能力の低下が問題視されており、運動器機能に異常を抱える子どもも増加しているため、その原因や対策を乳幼児期から考えたいと思いました。また、乳幼児期は発育・発達が著しい時期であるため、その時期に発育発達に合った運動について理解を深めたいと考えました。その上で、多くの乳幼児が一日の大半を過ごす教育・保育施設の生活の中で、いかにして子どもが運動する機会を設けていくのか、子ども自ら進んで運動したいと思う環境を整えていくのか、というところを考えていきたいと思いました。

乳幼児期の発育・発達は著しく、月を追うごとにできることもどんどん増えていきます。その過程が本当におもしろいのです。子どもの能力は未知数で無限だと思います。現在、キャプチャーや加速度計などを使い、普段の遊びでどの筋肉を使いどのくらいの活動量があるかなどを計測して研究しています。子どもの体の動きや活動量が可視化されるため、身体的な面から遊びを考えることができます。

研究を通して、少しでも子どもや教育・保育施設に貢献していきたいと考えています。そのためにも附属幼稚園とのつながりを大切にし、机上の空論とならないよう現場と協力し合いながら、今の子どもたちの生活や現状に即した研究をしていきたいです。
授業では、「学生同士での学び合い」を大切にしています。学生同士で教え合うということは、学生一人ひとりが理解しておかなければならないため、自主的な学びにつながると考えます。

宮崎国際大学は、とてもアットホームな大学であり、こぢんまりとした大学の良さだと思います。教員と学生の距離が近く、指導も丁寧に行っています。また、学生同士のつながりも強く、異学年の交流も他の大学に比べて多いため、多くのことを先輩から学ぶことができる環境です。学生同士で教え合う姿が多く見られます。
教員採用試験の対策は他の大学より充実しており、目標に向かって頑張ってほしいと思います。ただ、個人で頑張るのも大切ですが、“友だちと切磋琢磨しながらだともっと頑張れる”という経験をしてほしいです。教育者になるのであれば、周りの人と協力する経験は非常に大切です。また、国際教養学部には留学生や外国から来られた先生も多数いますので、外国語や異文化にも触れてしっかり学んでほしいです。