宮崎国際大学公式マスコット
キャラクター MIU(ミウ)
算数教育・数学教育・数学教育開発
渡邊 耕二 Koji Watanabe
出身地 | 日本 |
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担当教科 | 算数Ⅰ・算数Ⅱ・ 忍ヶ丘教養Ⅰなど |
世界中の国で主要教科である算数・数学。
渡邊先生は海外でも
教鞭をとった経験があるんだよ!
青年海外協力隊員(数学教師)として、エクアドル共和国首都にあるキト市役所教育課での教育活動に参加したことがきっかけです。
学校教育に教科として、算数・数学が取り入れられていない国はおそらくありません。途上国の学校教育でも、算数・数学は主要な教科になっています。つまり、算数・数学を学ぶことによって身につく力は、全世界で認識されています。例えば、演繹(えんえき)(※1)的に考える力などです。また、学校教育にかかわらず、数理科学やデータサイエンスが注目される現在では、数学が果たす役割、数学を学ぶ意義は、ますます重要となっています。
小学校から高校までに、いかに数学を学ぶか、子どもがどの程度数学を身につけたか、算数・数学を教える教師には何が必要か、などを明らかにすることは、学校教育において重要です。最近では「STEAM教育」(※2)など、教科横断的な学びも重視され、算数・数学だけでなく、理数科と見方を大きくして、算数・数学教育を考える必要があります。
数学をキーワードに、日本や途上国の学校教育の発展につながる知見を導くことに魅力があります。
(※1)最初に結論を決めず、根拠や事実を積み重ねていきながら、最後に結論を導き出すこと
(※2)Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Arts(芸術)、Mathematics(数学)の5つの領域を対象とした理数教育に創造性教育を加えた教育理念
授業では、高校までのように、正答を導くだけでなく、数学史などを取り入れ、取り組む数学の歴史的な背景であったり、それを学ぶ意義について、考えてもらうことを大切にしています。また授業外の個別指導を充実させ、個々の学生とのコミュニケーションを図ることを大切にしています。
研究では、統計的な方法によるデータ分析を主な方法にしています。また、公的データなど、すでに一般公開されているデータを用いて、教育に関するデータ資源を最大限に生かすことも大切にしています。
Pick Up 授業
解法の解説や模擬授業
なんと言っても、学生と教員の距離が近いこと。ゼミ生だけでなく、2年生や3年生もよく私のオフィスに来ます。一緒にコーヒーを飲んだりもします。授業以外で教員や職員と関わる機会が多いことがMIUの魅力だと思います。
学生たちには「自分はここまででいい」「自分はこうだから」というように自己完結せず、いろいろなことに挑戦してほしいです。そのためにも、「新しいことを学ぶ・経験する」姿勢を大事にし、何事にも価値付けできるようなマインドを持ってほしいと思います。
渡邊先生から
Koji Watanabe Profile
- 修士(理学)・修士(学術)・博士(学術)
- 青年海外協力隊(職種:数学教師)
- 公立中学校・高等学校常勤講師
- 算数・数学教育の専門家としてJICAプロジェクトに参加
資格:中学校教諭一種免許(数学)・高等学校教諭一種免許(数学)・中学校教諭専修免許(数学)・高等学校教諭専修免許(数学)
ツーリングやドライブが好きです。宮崎ならではで、プロ野球のキャンプを観に行くことも好きです。
宮崎はとにかく気候がいいです。とても過ごしやすいです。私は雪が降る地方の出身なので、宮崎の冬を心底寒いと感じたことはありません。それぐらい過ごしやすいです。
途上国での経験から、「治安がよいこと」や「困ったときに親身になってくれる人がいること」は掛け替えのないことです。その根底は、「仲がいい」ことだと思っています。なので、好きな言葉は「仲いいのが1番!」です。