タイトル
絵本の世界で遊ぼ!―『だるまさんが』のなかまたち― 正解のない 自分だけの世界
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保育内容指導法「音楽表現」
『だるまさんが』かがくいひろし/作(ブロンズ新社)
大学図書館に学生作品を展示しました
感じる ことから 始めよう! 声や身体で イメージの世界を探検したら・・
次は、自分のイメージを表現してみよう!と
登場人物と会話するように 自分だけの だるまさんのなかまたちを 描いてみました。
―夏を迎え、飲み物が欲しい時期ですね。「ぷしゅ~!!」の音に、ソーダさんは、自分でも驚いた?!
だるまさんも びっくり! おめめがまんまる -
幼児期には、様々な身体の感覚を使った「あそび」が必要だと言われています。
将来、保育者や教育者を目指す学生たちは、ただ遊ぶだけではなく、その活動がどのような背景から始まり、展開してきたか。生活の流れのなかで、活動が次々に展開していくような工夫ができるのか、そもそも、この活動を通してどんなことが身についていくのか、自らの体験を通して学んでいきます。歌・手あそび・そして様々な音楽を使ったゲームなどに加えて、絵本をテーマに表現活動を展開しています。
―イマドキのだるまさんは、確かに スマホで写真を撮りますよね!―
絵本は、保育内容「言葉」の領域だけではなく、「人間関係」「環境」「健康」そして「表現」の各領域をつなぐ大切な教材です。特別支援教育に携わり絵本作家となった、かがくいひろし氏の「だるまさんが」のシリーズは、0歳児から楽しめる、日本の絵本のなかでも突出した絵本の1冊だといえるでしょう。読み聞かせはもちろん、ある種の「ごっこあそび」や「劇遊び」として声や身体全体を使って表現します。
最後に「だるまさんのなかまたち」として、自由に主人公を設定し、2コママンガのような制作に取り組みました。学生たちは、身体で遊んだ楽しさを携え、それぞれの感性で制作に挑んだことと思います。
様々な感覚を刺激する身体経験の積み重ねにより、豊かな感性が育まれ、柔軟で個性的な発想の素地が育まれると考えられます。AIと共に暮らし、ICTによる教育の時代であればこそ、これまで以上に身体の感覚や、しなやかな感性を大切にする保育者や教育者になって欲しいと願っています。
プロフィール
- 教育学部
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佐々木 由喜子
Yukiko Sasaki