タイトル
子どもの「心」、自分と他者の「心」、教師や保育者としての「心」について考える
関連する分野・授業 Categories or Related Class
心理学概論、保育の心理学、教育心理学
「“こころ”ってなんだろう?」
「やる気が出ないとき、脳の中では何が起きてるの?」
「集団・群衆の中にいる人間ってどんな特徴をもってるの?」
「うまく伝えたつもりなのに、相手に誤解されてしまうのはなぜ?」
「どうしてあの子は怒っているのだろう?」
「どんな授業をしたら子どもたちの意欲を上げられる?」
「児童生徒に信頼されるためにはどうすればいい?」
こうした日常の「なぜ?」を解き明かしてくれるのが、心理学の面白さです。
まず「心理学概論」では、心理学の入門として、人の心や行動を科学的に理解するための基礎を学びます。感情、記憶、性格、社会と集団との関わりなどをテーマに、日常のエピソードや有名な心理実験などをヒントにしながら、自分自身や他者について楽しく考えていきます。
そして心理学とはとても広い概念であり、臨床心理学、社会心理学、発達心理学や認知心理学など、様々な領域があります。その中でも心理学の理論を教育活動に活かし、教育効果を高める研究をする「教育心理学」では、「人が学ぶとはどういうことか」「学習を支えるには何が必要か」「どうしたら子どもは“やる気”になるのか」といった視点から、学びや成長のメカニズムを探ります。また、事例を検討し、「どうすれば一人ひとりに合った支援ができるか」「学びの環境をどう工夫するか」といった実践的な視点も大切にしています。
先生を目指す人だけでなく、自分自身の学びにも役立つ内容がたくさん詰まっています。
また、同じく心理学の理論を活かし、乳幼児期の子どもへの関わりに焦点を当てた「保育の心理学」では、赤ちゃんから幼児期までの子どもの発達や心の動きを学びます。「どうしてこの時期の子どもはこういう行動をするのか?」「どんな関わりが子どもの育ちを支えるのか?」といった疑問を、実際の保育現場の事例をもとに、グループで話し合いながら考える授業です。ロールプレイや動画教材も取り入れ、子どもの気持ちに寄り添う力を育てます。
心理学は、人を知ること、そして自分を改めて知ることにつながる学問です。
そして、人と関わるすべての仕事、そして生活に役立ちます。
「心」に興味があるみなさん、一緒に楽しく学んでみませんか?
プロフィール
- 教育学部
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劉 一杰
Yijie Liu
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学位 分野・取得大学
博士(広島大学)
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教授分野
教育心理、保育心理、子ども理解