令和5年10月12日(木)、本日は学校法人宮崎学園の創立記念日です。創立84周年を記念して両学部の1年生に向けて講演会が行われました(その他の学生にはオンデマンド配信)。
講師は、公益財団法人宮崎県立芸術劇場理事長兼メディキット県民文化センター館長の佐藤寿美氏。
「心に残る言葉とわが青春時代」と題して講演をしていただきました。
佐藤さんは、NHKのディレクターやプロデューサーを経験された後、平成11年からの4年間NHK宮崎放送局長を務められ、現在でも人気のテレビ番組「クローズ・アップ現代」を発案・制作された方でもあります。
中、高、大学と人生の転機に自分探しをしていく中で、恩師や友人からかけられた言葉に感銘を受けたことから始まり、大学2年時に実際ローマで体感した、バチカン公会議でのヨハネ23世の言葉から将来の目標を見据えた佐藤さん。
高校寮の先輩でもあった小説家 井上ひさし氏の勧めもあり、NHKに入局。幾重にも紡がれた言葉の数々が佐藤さんの人生に影響を与えました。
「自分探しをしながら、常にアンテナを出し続けたことで良い言葉に出合えた。それに加えて気になること、興味のあることは、自分の足で出向いて、自分の耳で目で見て考えることもこれからの道しるべになるのでは」と学生達にヒントをくださいました。
最後に学生代表が「アンテナを張って情報収集をしながら、夢である小学校教諭を目指して頑張ります」と挨拶。
学生達の表情から、今日の講演がひとりひとりの心にしっかり刻まれたのだとはっきり見て分かりました。
佐藤さん、本日は貴重なご講演をありがとうございました。