宮崎日日新聞主催の子育て応援イベント「ひろがれ!子育てのわっフェスティバル」が令和6年12月21日(土)に宮崎市民プラザ4階において開催されました。その会場で本学教育学部教授守川美輪と教育学部1年生6名が「お店ごっこ」と「木でつくろう」及び木製玩具の遊び場を運営しました。
「お店ごっこ」では、ピザ、パン、クレープ、焼き鳥、うどんの他、何でもつくれるレストランの準備をしました。午前中は「お店ごっこ」への来場者が多く、親子でごっこ遊びを楽しんでいました。学生の感想を紹介します。
教育学部1年 甲斐緒乙さん
12月21日に開催されたこのイベントにはたくさんの家族連れが参加をしており、私は胸が高鳴るような気持ちで活動しました。当日に向けて1週間前からみんなでお店ごっこの材料の準備をしました。そして当日、時間になるとたくさんの親子連れが会場に入り、興味を示した子どもたちが楽しそうに製作していました。
この活動を通して学んだことは子どもとのコミュニケーションの取り方です。大学の授業で子どもとの接し方や発達段階による子どもの特徴などを学んできましたが、それを実践する場が今までありませんでした。今回実践する場ができ、私は学んだことをしっかり生かしていこうと意気込みました。まずは子どもの興味をひくために自分から話しかけたり問いかけたりしました。とは言っても自分の学んだ知識を生かすという理想には届かず、戸惑ってしまうときもありました。私は改めて子どもとコミュニケーションをとることは難しいと思いました。子どもの遊び心をぐっとつかむ方法をこれから学んでいきたいです。
子どもは私が思っているより自由な考えを持っており、驚かされてばかりでした。これからも私は子どもが自由に表現する場に立ち会い支援したいです。今回は自分の課題を知ることができるとてもいい経験となりました。
会場は多くの親子連れでにぎわっていました。「お店ごっこ」のコーナーでは、子どもたちが自分なりに工夫を凝らしてピザやクレープを「作る」姿が印象的でした。作った“料理”を差し出す子どもに、お母さんが「美味しそうだね!」と笑顔で応える場面も見られました。
また、「木でつくろう」のコーナーでは、真剣な表情で木を使ったおもちゃ作りに取り組んでいました。
さらに、木製玩具の遊び場では、子どもたちが自由におもちゃで遊ぶ中で、保護者同士が交流する姿も見られました。地域の親同士のつながりが深まるきっかけにもなったようです。