令和4年度 宮崎県人権啓発推進協議会委託(宮崎県人権啓発活動協働推進事業)「Peacefulな関係を作るには?」紛争解決学と修復的対話ワークショップを開催します。
世界では、ウクライナとロシアの紛争に見られるように、戦争や武力紛争が絶えません。暴力を防ぐにはどうしたら良いのでしょうか?もめごとや争いごとなどが起こるのは当たり前のことです。一方、対立をエスカレーションさせないコミュニケーションのスキルや、対立を非暴力で建設的に解決するスキルはさまざまな文化の中に存在し、そのスキルは習得可能です。コンフリクト・リゾリューション(紛争解決学)は、もめごと・争い・対立・紛争・戦争など、友だちや家族などまわりの人とのもめごとから、集団間、国家間の紛争まで、あらゆる紛争を非暴力で建設的に解決するための方法を学ぶ学問です。
プログラム① 10:00〜12:15
「みんながハッピーになる方法:コンフリクトとともに生きる紛争解決学」
ファシリテーター:高部優子、奥本京子
アニメーションを見ながら、平和と暴力の構造や、紛争解決について学び、対話します。
プログラム② 13:30〜15:45
「関係性のここちよさを見出す対話:平和の種を蒔きましょう」
ファシリテーター:郭理恵
司法や教育などに取り入れられている「修復的対話」の手法を、実際にやってみながら体験的に学びます。
司会・通訳:笠井綾
開催日時:2022年8月22日(月)10:00〜15:45
場所:宮崎国際大学 1号館 321号室
対象者:高校生、大学生、教育者、一般の方(定員50名)
参加費無料
申し込み:以下のリンクからお申し込みください。
https://forms.gle/TQLNVg4ckmoGGJp87
ファシリテーター紹介
高部 優子(たかべ ゆうこ)
高校社会科教員、NHKディレクターを経て、清泉女子大学地球市民学専攻修士、 横浜国立大学都市イノベーション学府にて博士号を取得。平和教育映像制作会社ビープロダクションを設立。平和と紛争解決のためのアニメーションを多数制作。明星大学で教鞭をとる他、各地で平和教育の実践を行なっている。
奥本 京子(おくもと きょうこ)
大阪女子大学国際・英語学部教授
平和学、平和ワークにおける芸術アプローチ、紛争転換・非暴力介入論、ファシリテーション研究を行う。朗読劇など多様な芸術を通して東北アジアの和解のプロセスを探求する。また、アジア太平洋における平和創造のためのネットワークづくりやトレーニングを行っている。
郭 理恵(かく りえ)社会福祉士
子どもが育ち・生きる環境を整えることの大切さに気づき、地域の子ども誰しもが通える場である「学校」でソーシャルワーク実践を行なう。スクールソーシャルワーカー活用事業へのスーパーバイズ、修復的対話を教育現場で活用するためのワークショップ等を行なっている。
笠井 綾 (かさい あや)宮崎国際大学講師
クリエイティブ・アーツを用いた対話のワークショップを、国内外の学びの場や地域コミュニティーで提供する活動と研究を行っている。毎年夏に行われる東北アジア平和構築のためのセミナー(NARPI)にファシリテーターとして参加している。