宮崎国際大学では、学生たちの自主的課題解決の取り組みを支援するチャレンジプロジェクトを行っており、今年度3年目を迎えます。3グループが厳しい審査を通過し、正式に始動しました。その中の1つ、国際教養学部11名で構成される「ピア・サポートプロジェクト」の8・9・10月の報告を代表の横山陣さん(国際教養学部4年)がしてくれました。
チャレンジプロジェクト(ピア・サポートプロジェクト)8・9・10月活動報告
横山陣(国際教養学部4年)
学生による学生の為のサポートプロジェクトでピアサポートとは、学生同士「支えあう」という意味があります。学生同士のタテとヨコの関係(先輩後輩、学年・学部を横断したつながり)が希薄なことで、本来学生同士で解決できる悩みや課題が見逃されてしまっていることを危惧し立ち上げました。すでに取り組んだプロジェクトと今後の予定をご紹介します。
1.8月夏休み期間
- 青島レクレーション参加者の募集
- 青島青少年自然の家への連絡
- アレルギー調査票の配布・回収
- レクレーション内容の打ち合わせ
2.9月夏休み期間
- 青島青少年自然の家にて、担当者と現地打ち合わせ
- アレルギー対応、宗教食への対応最終打ち合わせ
- 参加費の事前徴収
- 必要備品の購入
3.10/1~10/4 Welcome Backカフェ
目的:長期休暇後の学業参加、学生同士の交流の促進。
目標:学生に不安なく学業復帰してもらう。また、学生同士が時間を共にするきっかけを作る。
結果:たくさんの学生に利用していただき(1週間で約150個の紙コップを消費)、学生交流を促進するきっかけを作ることができました。
コメント:私たちの用意した飲み物を持った多くの学生が、スプーンで談笑していました。小さなきっかけで学生同士のコミュニケーションを生むことができたと感じ、大変大きな感動を覚えました。
4. 10/5~10/6 青島レクレーション
目的:学生同士の交流。
目標:飯盒炊爨やバーベキューなどを通して、学年や言語の壁を越えた交流を活発化させる。
結果:参加者全員でカレー作り、サイクリング、バーベキュー、キャンプファイヤー、勾玉づくりを行いました。同じ体験を共有する中で、学年や母語の違う学生が楽しくコミュニケーションを取ることができました。参加学生からも非常に好評でした。
コメント:参加費や名簿共有等に関してメンバー間の報連相が上手くできず、結果として参加者への情報提供が遅くなったことが反省点です。最終的には、全員で安全に楽しい2日間を過ごすことができ、思い出に残るレクレーションになりました。
5.10/7~ フリーマーケット(ミーティング・企画書作成)
目的:学生同士の交流、寄付活動への関心の創出。
目標:異文化交流の促進、ファッションロス問題や環境問題、寄付活動に関する学生の当事者意識の創出。
結果:10月末に開催予定のデモンストレーションフリーマーケットについて企画を練りました。数回のミーティングを経て、企画書や出品物のルール、売り上げの寄付先等を決定しました。
コメント:役割分担をしたおかげで、発案から企画書承認までスムーズに進めることができました。12月の本番に向けてまずは10月のデモンストレーションを成功させたいと思います。
6.10/9~ スタディアワーカフェ(ASCにて毎週水曜日、15:00~17:15)
目的:学生の自主学習のサポート、及び英語学習のサポート。
目標:学生の自主学習の習慣を作る。また、英語学習については、TOIEC・英検の学習をサポートし、学生の掲げた目標を達成させる。
進捗状況:現在、教育学部の学生が多く参加しています。先日、3名の学生のTOIEC学習のサポートがスタートしました。自主学習の利用者はまだ少ない状況です。
コメント:自主学習に重きを置いていますが、英語サポートの利用が多い状況です。また、会話も多く当初想定していた静かな勉強空間にはなっていないことが課題です。不測ながら、交流の場として機能している面もあるので、スタディーアワーの時間帯だけのルール作りなども検討しています。
7.今後の予定について
•スタディアワーカフェの継続
毎週水曜、15時〜17時15分、継続して開催します。毎回状況を確認し、学生の自主学習を行う環境の改善を行なっていきます。
•フリーマーケットの開催
学生同士の交流、寄付活動への関心の創出のために、学内フリーマーケットを行います。10月末日にデモフリマを行い、12月に本開催を予定しています。
•合同クラブ・サークルミーティング
これまでの活動で広がった学生同士の輪をさらに広げるために、クラブ・サークルの合同ミーティングを行います。ピア・サポートプロジェクトがハブとなり、交流を通して各団体に相乗効果を生むイベントを企画中です。