2025.12.12

お知らせ

教育学部卒業生がJICA海外派遣の出発前に宮崎県知事を表敬訪問しました

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本学令和6年度教育学部児童教育学科卒業生の久保田(丸山)鈴奈さんが、独立行政法人国際協力機構(JICA)の海外協力隊員としてアフリカのマラウイ共和国に派遣されることに伴い、このたび県庁を訪れ、河野県知事を表敬訪問しました。

派遣国であるマラウイは、世界最貧国の一つとされ、多くの国民が1日200円以下で暮らしています。一方で、コーヒーや紅茶、タバコの生産が盛んで、国の東側に位置するマラウイ湖はアフリカで3番目に大きい湖として知られています。主食は「シマ」と呼ばれる、メイズ(とうもろこしの仲間)の粉を練った料理で、現地の人々が身にまとっている色とりどりの布「チテンジ」は、普段着から正装まで幅広く用いられています。「アフリカの温かい心(Warm Heart of Africa)」と呼ばれるマラウイは、その名のとおり温かく朗らかな国民性を持つ国です。

久保田さんは、2026年1月から2028年1月までの2年間、マラウイの初等教育学校(日本の小学校1年生から中学校2年生に相当)において、英語および現地語であるチェワ語を用いながら、主に算数指導に従事することになりました。子どもたちの「10までの数」の概念理解や基礎的な計算能力を高めることを目標に、現地で入手可能な教材を活用・作成しながら授業を行うほか、教員向けの研修等も実施する予定です。

表敬訪問では、久保田さんから、現地の教育現場の実情を学びつつ、子どもたちの学びを支える教材づくりや授業づくりに取り組みたいとの決意が述べられました。知事からは、健康や安全に留意しながら経験を積み、その成果を帰国後に地域や日本社会へ還元してほしい旨の激励がありました。

本学では、久保田さんのマラウイでの活躍と、そこで得られた学びが今後のキャリア形成や本学の国際教育の発展につながることを期待しています。

【宮崎県ホームページにアップされている記事】
https://www.pref.miyazaki.lg.jp/kense/koho/chijishitsu/photogalleries/2025/20251201162817.html

2025年12月2日付、宮崎日日新聞の社会15面「JICA海外派遣出発前に知事表敬 宮崎市出身者2人」に、久保田(丸山)鈴奈さんが掲載されました。

記事提供 前教育学部長 福田亘博先生より

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