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講師
田上 幸雅
Yukimasa Tagami
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出身国
日本/Japan
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学位 分野・取得大学
修士(早稲田大学)
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教授分野
教育心理学、国語教育学
MIUで学びたいあなたへ
皆さんが「教育」という道を志していることに、私は深く敬意を抱いています。
教育は、知識を伝えるだけでなく、未来を担う子どもたちの可能性を引き出す営みです。子どもたちが自らの力を信じ、自分らしく成長していけるよう、寄り添い、支え、導いていく。その原点にあるのは、教育者としての「在り方」だと私は考えています。
大学で学ぶ知識や技術はもちろん重要です。しかし、それ以上に大切なのは、「子どもを理解しようとする姿勢」や「共に学び、成長しようとする心構え」ではないでしょうか。子どもたちは、教育者の言葉だけでなく、背中や態度、表情から多くを学び取ります。だからこそ、自らが「学び続ける存在」であることが、教育者にとって不可欠だと信じています。
宮崎国際大学教育学部での学びは、決して「答え」を与えるだけのものではないと思います。「問い」を持ち、「対話」しながら、自分なりの教育観を築いていく場であるはずです。仲間との語り合い、子どもとのふれあい、実践を通して得られる気づきの一つひとつを、大切にしていってもらいたいと思います。
皆さんの中から、これからの教育を支える、温かく、芯のある教育者が生まれてくることを、心から願っています。
共に学び続ける仲間として、私も皆さんを応援しています。
主な研究課題 Research Topics
- ポジティブ行動支援(PBS)
- 学校メンタルヘルス
- ワーク・エンゲイジメント
所属学会 Associations
- 日本国語教育学会
- 日本教育心理学会
- 日本教育カウンセリング学会
- 日本学級経営心理学会
主な研究業績 Research Achievements
学術論文
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学術論文(査読有)
- 中学生の増大的知能観と,学校生活意欲・学級満足度との関連の検討:田上幸雅,河村茂雄,『学級経営心理学研究』,日本学級経営心理学会,2024年
- 小・中学校教員のメンタルヘルスに関する研究の動向と展望-職務特性に基づくストレッサーとワーク・エンゲイジメントの視点から-:田上幸雅,河村茂雄,『学級経営心理学研究』,日本学級経営心理学会,2024年
- 説明・記録・報告の表現力をどう育てるかー北川・下赤ダムの謎に迫る-:田上幸雅,『月刊国語教育』,東京法令出版,1999年
- 学級の子どもの「話す・聞く力」をこう見抜く―ディベカッションで「話す・聞く力」をつける-:田上幸雅,『国語教育』,明治図書,2002年
- 「読む力」を問う「定期テスト」の出し方-学習意欲の喚起と学力形成のために-:田上幸雅,『国語教育』,明治図書,2005年
- 国語科で育てる新しい学力・倫理的な思考力の育成:共著,明治図書,2009年
- スクールワイドPBSとQ-Uの結果や問題行動との関連:田上幸雅,『日本教育カウンセリング学会発表論文集』,日本教育カウンセリング学会,2023年
- 「伝え合う力」を高める話し合い活動の工夫-ディベカッションの実践を通して-:田上幸雅,熊谷圭二郎,『日本大学教職課程紀要』,日本大学,2024年
- 中学生のグリット・増大的知能観と学校生活意欲・学級満足度との関連の検討:田上幸雅,河村茂雄,『日本教育カウンセリング学会発表論文集』,日本教育カウンセリング学会,2024年
その他