教員紹介

教育学部 児童教育学科

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教授

河原 国男

Kunio Kawahara

出身国

日本 Japan

学位 分野・取得大学

修士(筑波大学)

教授分野

教育原理、教職概論、教職実践演習

MIUで学びたいあなたへ

 長い人生。種々の課題が待ち受けているます。学校に通っている時期も、卒業しても、やらなければならないことが続く。その覚悟がまずは重要。その上で、留意したいのは、せっかちに、断定的な結論を出してはいけない、ということです。自分の力はこれくらいと、断定的に限界づけてしまうことも、そのような結論の一つでしょう。いつのまにか、そう思い込んでしまっている。何事でも、つねに仮の解答を用意するようにしよう。“暫定解”です。そして、これもできるかもしれない。そう仮定しよう。そこに挑戦があリます。挑戦は、失敗を伴う。けれども、その経験も含めて、思いも知らぬ逞しい自己が、きりっと切り拓かれていることでしょう。本学の学生たちは、その経験を示しています。仲間との切磋琢磨によって、近い距離からの教員の指導によって、そして、行き届いたカリキュラム(2年次後期のミニ卒論、指導教員との長時間のコンタクトタイムを求める厳しい卒論、その他)によって、4年間で、予想される以上に、成長してゆきます。

主な研究課題 Research Topics

  • マックス・ヴェーバーの政治教育思想の研究
  • 徂徠学の教育思想史的研究
  • 北海道家庭学校寮長藤田俊二の教育実践と思想の研究
  • 宮崎県内小中一貫連携教育を事例とする現代義務教育の理論と実践に関する研究

所属学会 Associations

  • 日本教育学会
  • 日本社会福祉学会

主な研究業績 Research Achievements

著書

  • 河原国男『徂徠学の教育思想史研究〜日本近世教育思想史における「ヴェーバー的問題」〜』渓水社、2004.2
  • 河原国男・中山迅・助川晃洋編『小中一貫・連携教育の実践的研究〜これからの義務教育の創造を求めて〜』東洋館出版、2014.3。

その他

論文、その他

  1. 河原国男「マリアンネ・ヴェーバーのマックス・ヴェーバー伝(1926)における「政治教育」認識〜人間形成(Bildung)の認識構造に着目して〜」『教育科学論集』宮崎国際大教育学部紀要・第8号、pp.18-95、2021,12。
  2. 河原国男「H.バウムガルテン「自由主義」自己批判論における政治教育認識〜 M.ヴェーバー政治教育認識形成の観点から〜」『宮崎大学教育学部紀要(教育科学)』第94号、pp.39-128、2020.3。
  3. 河原国男「M.ヴェーバー教授就任講演の「国民国家」論における「政治教育」認識とその史的意義
    〜「闘争」可能性の認識と国民としての「政治的成熟」という目標設定〜」『宮崎大学教育学部紀要(教育科学)』第87号、pp.1-37、2016.8。
  4. 河原国男「M.ヴェーバー『倫理』論文における社会的分業の教育認識とその史的意義
    〜互酬的交換の理念と「共通善」社会にむけた〜」『宮崎大学教育文化学部紀要(教育科学)』第30号、pp.41-59、2014.3。
  5. 河原国男「M.ヴェーバー『古代ユダヤ教』における政治教育共同体の認識とその史的意義
    ~教育の史的起源としての「魂への配慮」~」『宮崎大学教育文化学部紀要(教育科学)』第29号、pp.55-73、2013.8。
  6. 河原国男「M.ヴェーバー『職業としての政治』の政治教育思想とその史的意義
    〜「実証」を通じての政治指導者形成の思想〜」『教育学研究』第77巻第3号、pp.255-270、2010.9。
  7. 河原国男「M. ヴェーバー工場労働論における教育認識の構造と特質〜形成契機としての“自律化”の思想史的位相〜」『教育学研究』第74巻第3号、pp.321-334、2007.9。
  8. 河原国男「M.ヴェーバー大学教育論とその思想史的位相の”両面性” 〜教授・学習論におけるSachlichkeit原理の主張を中心に〜」『教育学研究』第73巻第1号、pp.1-14、2006.3。
  9. 河原国男「日本近世教育思想史における「ヴェーバー的問題」〜M.ヴェーバー儒教論における「合理主義」」≫Rationalism≪の二類型と教育史的問題の構成〜」『教育学研究』第69巻第1号、pp.147-155、2002.3。
  10. 河原
    国男「北海道家庭学校寮長藤田俊二の中期日誌における寮生理解について〜対話的コミュニケーションの実践とその意義〜」『教育科学論集』宮崎国際大教育学部紀要・第9号、pp.15-102、2022,12。
  11. 河原国男「北海道家庭学校寮長藤田俊二年譜補遺」『宮崎大学教育学部紀要(教育科学)』第91号、pp.35-49、2018.8。
  12. 河原国男「藤田俊二 未発表原稿『誰れが悪いのでもない 〜ある父子1960年か1994年2月までの日々 〜』〜本文とその主題について〜」『宮崎大学教育文化学部紀要(教育科学)』第32号
    、pp.11-80、2015.3。
  13. 河原国男「北海道家庭学校寮長藤田俊二の実践記録一覧」『宮崎大学教育文化学部紀要(教育科学)』第31号、pp.87-131、2014.8。
  14. 河原国男「北海道家庭学校寮長藤田俊二年譜」『宮崎大学教育文化学部紀要(教育科学)』第27号、pp.21-52、2012.8。
  15. 河原国男「『ひとむれ』の対話的世界について」『ひとむれ 再刊1000号記念特集号』北海道家庭学校機関誌、pp.52-54.2022.2.

その他

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