教員紹介

教育学部 児童教育学科

picture

講師

山下 愛実

Megumi Yamashita

出身国

日本 Japan

学位 分野・取得大学

博士(お茶の水女子大学)

教授分野

保育原理、忍ヶ丘教養、保育実践演習、保育実習指導1、保育者論、保育内容指導法「人間関係」

MIUで学びたいあなたへ

誰もが経験する「子ども」時代。この「子ども」時代にはかけがえのない経験が溢れています。

たとえば…

時間をかけて磨き続けた泥団子がピカピカに光り始める瞬間。

砂場の砂の中に“キラリと輝く美しい石”を見つけた瞬間。

どこにでもある“木の枝“が一瞬で“魔法の杖”に変わる瞬間。

たとえ昼間でも、保育室内の電気を消しただけで“夜”へと変わる瞬間。

ビニールの手作りマントを着用しただけで空を飛べるように思える瞬間。

各瞬間に子どもたちのわくわく、ドキドキ、生き生きとした姿を伴う経験が生まれます。そして、子どもが出会っている世界を子どもの視点から考えるとき、今ある世界の豊かさに改めて気づかされます。

私はこれまである幼稚園で、子どもたちの入園から卒園まで週に一度の参与観察を行ってきました。子どもの育つ姿の記録や保育者へのインタビューを通して、子どもにとっての保育現場での経験の意味を探求してきています。

「子ども」という存在の豊かさや子どもたちが創出する豊かな世界を共に感じ、「子ども」について多角的に考えるなかで“保育”についての理解を深めていけることを楽しみにしています。皆さんの大学での学びがより豊かなものになるように、皆さんが心を輝かせて歩めるように、精いっぱいサポートします。自分の内に与えられているものを磨き続けていきましょうね。

主な研究課題 Research Topics

  • 保育現場におけるエスノグラフィを通した質的研究
  • 子どもが保育現場の日常で即興的に創出する遊びに関する研究
  • 保育者が創出する「子どもの視点に立った実践」に関する研究

所属学会 Associations

  • 日本保育学会
  • 日本質的心理学会
  • 共創学会 など

主な研究業績 Research Achievements

学術論文

(査読あり)

  • 保育の場におけるASD児と定型発達児との幼児間の相互行為―模倣における物の介在に着目して―. お茶の水女子大学子ども学研究紀要,第5号,61-68 (2017).
  • 幼稚園の一斉保育場面で子どもたちが創り出す「あいま」の意味―ウェンガーの「非公式の」実践共同体概念を手がかりとして―. 質的心理学研究,第18号,26-40 (2019).
  • 幼稚園における幼児の雑巾がけへの初めての参加の諸相―探索的な動きの創出に着目して―. 認知科学,27巻2号,150-162 (2020).
その他
  • 幼稚園における幼児の保育環境へのアプローチの変化から見いだされる遊び心をもった関わり.Child research net(2019).
  • 跳び箱活動のあいまで創出された幼児の即興的な身体遊び(1)―身体経験に着目して―.共創学会第3回年次大会予稿集,159-162(2019).
  • 何気ない動きの共有を通した幼児の身体間同調行為の様相.第2回共創学会年次大会予稿集,68-69(2018).
  • 保育の場における「想定外」―子どもたちと保育者のいとなみ―.日本質的心理学会第14回大会抄録集,61(2017).
  • 幼稚園入園初期の同調遊びについて―感覚の共有に注目して―.第27回日本発達心理学会発表要旨集,260(2016).

*その他5編

オープンキャンパス開催中!

banner

ページTOP

Verified by MonsterInsights