はじめに
本学部は、平成26年度設置認可されました。FD委員会は、4月の学部開設と同時に発足させ、本格的なFD活動をスタートさせました。
FD活動の組織的な取組について、平成20年度より設置基準が一部改正され、従来の任意での取組みが義務化・強化されました。また、教育学部が設置認可された際の付帯事項でも、FD活動の組織的な取組みが求められています。一方、教育学部スタート時における教員は、国立大学出身の教員、宮崎学園短期大学より移籍した教員及び公募により採用された教員から構成されており、学部としての組織的なFD活動の取組みについてすでに経験・理解している教員から、初めて経験する教員までで構成されています。従って、学部としての組織的なFD活動を推進するためには、教員の同じベクトルでの全面的な協力が得られてこそ、学生目線での教育改善が可能となります。
以上のことから、FD委員会では、第1回目の委員会(6月4日)において、初年度には、①FD委員会を定期的開催し、不断の教育改善に資する議論・活動を行うこと、②学生による授業評価及び授業評価に伴う指摘点について教員による改善を授業点検シートとして整理すること、③FD研修会を定期的に開催し、教育改善に関連する取組みなどを紹介・議論すること、④これらのFDの組織的な活動を大学ホームページにアップすることなどにより、学部FD活動を学生・教職員に周知し、同時に社会に向けて発信していくことなどを決定しました。また、今後、教育改善について、FD委員会を中心に推進しますが、他大学で実践されている教育改善の取組みや文部科学省中央教育審議会答申なども注視しながら、教育学部におけるP(Plan)・D(Do)・C(Check)・A(Action)によるサイクルによる組織的な教育改善を図りつつ、最終的に学生全員が教員採用試験等に合格することを目標に活動することも併せて確認しました。
最後に、今年度の教育学部のFD活動を推進するにあたり、本学教職員の多大なご協力に感謝すると同時に忌憚のないご意見等をお寄せ頂くようにお願いします。
平成26年6月4日
FD委員会委員長福田亘博